2週間とちょっと前、私の大好きなアイドルZEN THE HOLLYWOOD 80'sが解散しました。
光る棒を持つライブ、曲の合間のコール、推しと会話も出来る特典会。
元々アイドルというものが何となく苦手だった私には、ぜんハリに出会ってからの全てが新鮮でした。
去年の夏前、推しの1人が卒業しました。
彼は今俳優として活躍しています。
卒業後も、舞台に行けば彼はそこにいて必ず幸せな気持ちにしてくれます。
そうやって、今も表舞台に出てくれるのって本当にありがたいなと思うんです。
しかし、アイドルとしての彼は何処に行ってしまったのでしょうか?
いや、普通に考えたら俳優として舞台の上にいるじゃないかって話なんですけど、私の中では俳優としての彼もそれぞれの役柄もアイドルとしての姿も別人なんです。
言うならパラレルワールド。
なんて小難しいよく分からない事を考えられるのは、彼がアイドルとして全うしてくれたからなのかな、とも思います。
話を戻しますが、ぜんハリは解進(解散)しました。
現実問題として今この世にぜんハリは居ないんです。
そうなったら、卒業した彼の、残っていたメンバーの、ステージの上で生きていたアイドルの生きる場所が無いんです。
アイドルとしての彼らは死んでしまったという事なのでしょうか?
私は、卒業した推しも残った推しも大好きです。
人生で1番夢中になれたのはこの2人、このグループだと断言出来ます。
だから、もちろん幸せになって欲しい。
芸能界にいる彼らにとっての幸せは、きっと成功して売れる事だろうと思って周りの人に勧めまくりました。
それに、おかしいじゃないですか。
こんなに素敵な人達が売れないなんて。
世界に見つかっていないなんて。
おかしいじゃないですか。
彼らはアイドルとしての姿を脱ぎ、別々の道に進みました。
そして最後のライブで「永遠」を証明しました。
永遠 って何なんでしょうか?
私の中での永遠は変わらずその状態が続いている事です。
でも実際別々になっちゃってるじゃないですか。アイドルとしての彼らは居ないじゃないですか。
それって本当に永遠って言えるんですか?
ただの綺麗事なんじゃないですか?
先日、彼らの昔の映像が公開されました。
もっと早くに公開してよ。
そしたら動画のうちのどれかが偶然見た誰かに刺さってファンになってたかも知れないじゃん。
何で今なの?
でも、私が見る事が出来なかった推しの姿を新たに見れるのが嬉しいのは事実で。
何せ自分が初めて行ったライブから半年で推しが卒業してそこから約一年での解散だったので…。
自分の知らない推しの姿がたくさんあったんだって改めて実感しました。
私は地方住みで学生だった事もあり、ハマってからの数ヶ月間はライブに行く勇気が出ませんでした。
その代わりと言ってはなんですが毎日毎日寝る間を惜しんで(物理)彼らの動画を漁っていました。
その当時の感覚が、今現在新しい動画を見ている自分と全く一緒なんです。
ハマりたてのあの時のような気分になったんです。
最後のライブで、彼らは衣装を脱ぎステージに置いて行ってしまいました。
その後、モニターに彼らが歌って踊る姿が映し出され、まるでライブが続行しているような雰囲気になったんです。
私たちは誰もいないステージに向かって光る棒を振り続けました。
「ああ、この人達も初めは私の中では『動画の中の人』だったな」なんて思いながら。
その動画の中の人たちに初めて会えたライブの時の事なんかも思い出しながら。
何が言いたいかといいますと、私は今不覚にも動画を見ながら「永遠」を感じてしまったんです。
悔しいです。あり得ない。
それなのに、初めてぜんハリに触れたあの時がずっとずっと続くような気がしてちょっとワクワクしてしまっています。
あの時とは違ってライブに行く事も出来ないのに。
まだ知らないぜんハリにこれから出会えるような気がしてしまっているんです。
この感覚になれる事が永遠なのでしょうか?
結局私の原点は憧れの動画の中の人を見続ける事しか出来ない人間という事なのでしょうか?
でもこの感覚が大好きだったのは事実なんです。
何を言っているのか分からないかも知れませんが、私も分かりません。